姫街道最大の難所は、荒れ放題の山道でした!

第27日目 2013年12月30日

平均気温4.6℃ 最高気温8.0℃ 最低気温0.0℃ 平均湿度56% 最大瞬間風速15.1m/s 降水量0.0mm 日照時間8.4時間
気象庁電子閲覧室より引用


ゴールデンウィークのよい季節にゴールした三ヶ日駅だけど、今日は大晦日の前日、
とっても寒い旅立ちです。新東名を走って、8時に今回の宿がある豊川に着いて
タクシーで、本坂トンネルを通って
三ヶ日駅まで来ました。電車だと大人810円で
家族で2830円だけど、タクシーは5480円、高いけど時間が早く、途中の様子
(喫茶店が何処にあるか)が分かるためパパはタクシーを選んだんだ。駅から
少し歩いて、姫街道へ来たよ。直ぐ左に
三ヶ日本陣跡(写真右)があったよ。ここは
小池さんが代々本陣をやっていて、今は梅原さんちなんだ。あの測量の伊能忠敬
もここに泊まって日記に「家作よし酒造をなす」って書き残したんだよ。
8時53分


正面に、さっきタクシーで越えてきた本坂峠が見えて来たよ。結構遠くで高い山
なんで、ボクは少し憂鬱になりました。ここの標高が6.7mで峠が328mだから
300m以上登らなければならないんだ。
8時56分


浜名湖には多くの川が流れ込んでいて、その一つ釣橋川と宇利山川を渡ります。
左が下流で浜名湖の一部、猪鼻湖が近いよ。
9時01分


二つの川の間には姫街道の由来という案内板があったよ。姫街道は
およそ60kmと書いてあるけど、ボクたちが歩いたのは51.5kmで
東海道を来るより3kmほど短いんだ。その間、東海道には宿場が6つ
有るけど、姫街道には4つしかないんだ。豊川にあってもいいのにね。
9時02分


川を渡ると左側に出てきたのは、静岡県立三ヶ日高等学校だよ。
敷地が広くて大きな学校です。校庭の角にはヨットがあったので
浜名湖に浮かべるのかなぁと思いました。この学校の修学旅行は
沖縄で、ボクたちの小学校と同じなんだ。エイサーも踊るらしいよ。
9時07分


高校の脇から少し登り坂になって、頂上には三ヶ日みかん流通センターが
あって、その前に
釣村の秋葉灯籠がありました。小さな社は明治十四年で
中の石灯籠は大正5年の建立です。この辺りは灯籠を社で守るんだね。
坂を下ると
、国道362号線だ、さっきタクシーで走ってきた道だよ。
9時16分


バス停の名前は「釣」だよ。今は三ヶ日町釣だけど、昔は釣村だったんだ。
国道の先は
日比沢村だよ。この村もみかん作りが盛んで、各農家には
必ずこんな消毒マシンがあるんだ。このマシンは特にかっこよかったから
写真に収めました。ここでも海抜はまだ11m、峠は遠いなぁ。
9時26分

 
 
国道の右にあった日比沢集落センター前にも秋葉灯籠があったよ。
どの灯籠も立派な社に入っているのが特長だね。
9時27分


みかんだけではなく、農家に多いのが柿の木です。でもこの農家は
ちょっと不気味でした。誰かがこっちを見ていると思ったら
マネキンです。
こんなのがたくさんあるから、夜はきっと怖いよ。姫街道の
道標には
右、三ヶ日高校1.6km、左、本坂一里塚1,1kmと書いてあるよ。
9時31分


華蔵寺を過ぎると国道は右にカーブしながら登り坂になるよ。そのカーブに
あるのは、
板築駅跡(ほうづきえきあと)の案内板だよ。駅とは電車の駅じゃ
なくて宿場のことなんだけど、ここの宿場があったのは、天長10年(833)
から承和10年(843)の間10年間だけだったんだ。平安時代にも姫街道
はあったんだね。カーブを曲がったら風が強かったので手前のみかん畑で
ちょっと休憩することにしました。
9時34分


日比沢川を森川橋で渡ったら、右へ登る小径に入るんだよ。
200mで国道に戻っちゃう小さな道だけど、古い姫街道なんだ。
9時49分

 
 
 

姫街道には一里塚跡はいくつかあったけど、一里塚が残っていたのは
ここだけだよ。植わっている木は違うのかもしれないけど、両側の塚は
ちゃんと残っていました。
江戸から72番目の一里塚だよ。
塚の裏には馬頭観音があって、天保四年って刻まれていました。

9時51分~10時02分


一里塚をあとに国道へ降りましょう。5分程進むと左側へと入る小径が
有るよ。ここから再び旧道に入って1kmほど進みます。
10時06分


最初に出てきたのは、本坂関所跡だよ。この関所は戦国時代からここに
あって地頭の後藤さんが管理していたんだ。その後江戸幕府が、新居の
関所を作ったときに一緒に整備され、気賀の関所が出来るまでの24年間
活躍したんだよ。後藤さんは紀州へ行ったって書いてありました。
10時10分


次に現われたのは、高札場跡と秋葉灯籠だよ。手前の石垣になっていた
上に高札が立っていたんだ。向こうの灯籠は文化四年(1807)に建てられた
んだよ。この辺りでは高札場と灯籠はセットだったんだよ。
10時14分

 
佐武ちゃんが発見したの風船唐綿(フウセントウワタ)の実、棘があって
見たことの無い実だよ。南アフリカ原産で引佐地方では観賞用によく
栽培されているんだって。毒があるぞ~ってパパが脅かすから、触った
ボクたちはビビリました。嘘だよ~ってパパは言ったけど、帰って調べた
パパはビビリました。この植物の白い樹液が目に入ると、角膜が真っ白
に濁って浮腫を起こすんだって。消炎剤の点滴で1週間ほどで治る
けど、分かる眼科医が少ないので注意してね。目に入った人は、
引佐赤十字病院へ駆け込んでください。風の当たらないみかん畑への
階段に隠れて休憩しました。
10時24分


集落を抜けると、Y字路の分岐だよ。ここで姫街道は右の坂を登って
国道へ戻ります。坂を登っていると左にみかん畑が広がります。
10時33分


国道に出たら、直ぐに反対側の右へと渡ってください。そこに70mだけの
姫街道があるよ。そこには
弘法堂という小さな祠があります。大正3年に
国道のトンネルを掘ったときには、ここにあったと言われているので、
明治時代のものらしいです。中には2体の大師さまが入っています。
10時36分


弘法堂とパパの足を入れて、佐武ちゃんが素敵な写真を撮ります。


国道362号のトンネル手前770mの場所から、本坂峠に向かって最後の
山道が始まるよ。この案内板のコースタイムだと、つばき原生林まで
20分。更に峠まで15分と書いて有るけど、ボクたちは原生林まで37分、
更に峠まで15分かかったよ。案内板には原生林までの20分の下に
マジックで40分って誰かが書いたけど、そっちが正解だね。結局、峠までは
55分掛かるので、みなさん頑張ってね。
10時37分


まずは、原生林までの40分の登りだよ。街道というよりも
ハイキングコースと思えば気が楽になります。
10時48分


これは最初の目標だった鏡岩だよ。高さ4m、幅10mもある大きな平らな岩だよ。
昔は光っていて旅の女の人たちが、これを鏡にして身づくろいしたので鏡岩って
言うんだ。岩の質はチャートの断層なんだよ。
10時58分

 
鏡岩から椿の原生林までの登りは、悪路の連続だよ。道が崩れていたり、
大きな倒木があって障害物競走みたいで面白いよ。
11時12分


一本目の車道を横切るところに椿の原生林の看板があるよ。さっきも
横切ったこの車道は昔の
国道362号線で、峠下に小さなトンネルが
あって越えるんだけど、この道幅じゃあ車がすれ違えないので、
大きなトンネルを掘ったんだよ。タクシーでも通ってきた国道362は
昭和53年に開通し、当時は有料道路で普通車250円掛かったんだ。
でも平成20年に無料になったんだよ。ボクたちはトンネルの無い
江戸時代の国道362号線を越えて行きます。
11時15分

 
 
ここが椿の原生林だよ。樹齢は200年以上のものもあるので、
江戸時代の旅人もこの木の下を歩いたんだね。1月~3月に
かけて美しい花が咲くというけど、今日は12月30日、花見には
早かったね。それにしても周りじゅう椿の木だらけです。
11時18分


二本目の旧国道が出てきたよ。これを横断して階段を登って
行くのが姫街道だよ。ここから、更に
小径を横切り、頭上の
送電線の下をくぐったら峠に到着だよ。
11時21分


やった~! ここが本坂峠です。標高328m、もう峠はおしまいだね。
時刻も12時近いので、ここでお弁当にします。でも峠の向こう側からの
風が強く冷たく、峠で休んでいられないよ~。仕方ないので右の道へ
少し入って風の当たらない陽だまりの草地に腰を下ろしました。
買ってきたコンビニ弁当だけど、お腹が空いたのでとても美味しかったよ。
11時30分~50分


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