気賀から最初の難所、引佐峠を越えま~す!

第26日目 2013年4月28日

平均気温16.3℃ 最高気温22.6℃ 最低気温8.6℃ 平均湿度34% 最大瞬間風速8.9m/s 降水量0.0mm 日照時間13.0時間
気象庁電子閲覧室より引用


今回2日目の今日は、浜北森林公園にあるパークサイドホテルから出発。
自家用車で
天竜二俣駅までやってきました。ここには無料駐車場が70台分も
あるんだよ。新東名のインターも近くて便利です。ここへ車を置いて、天竜
浜名湖鉄道で、昨日のゴール気賀駅に向けて出発です。


二俣本町駅を出ると、トンネルをくぐってその先には天竜川があるんだ。
その様子をiPhineでビデオに収めたので、御覧ください。


気賀駅への信号からちょっと進むと、右側のNTT細江ビル前後に
気賀宿本陣中村家跡の案内板と石碑があったよ。中村家は
家康の次男秀康が生まれた家で、中村家の次男与太夫は、気賀の
代官になり、後にこの本陣を収めることになるんだよ。気賀宿は天正
十五年(1587)宿場として定められ、本坂通の最も重要な宿場になったんだ。
9時16分


本陣跡を過ぎると、左側に本陣前公園があるよ。中に入って左の看板の
裏に回ると詳しい絵図や説明が書いてあります。ちょっと驚いたのは
この公園の裏の川が気賀港になっていたこと。きっと浜名湖からここまで
舟で物を運んでいたんだね。左側には
馬頭観音(写真右)がありました。
元々抜け道の犬くぐりにあったのを、公園が出来たときに移したんだ。
9時18分


建物の中を通り過ぎて表の庭に出ると、お姫様の像が池の中に
ありました。近づいてみるといきなり噴水が出て腰を抜かしました。
どうやら佐武の座っている台にセンサーがあって、台の間を通ると
出るみたい。知らないと本当にビックリするよ。
9時16分


宿場の外れには秋葉山常夜燈があって、ここが枡形で番小屋が建って
いたんだよ。燈籠の周りの石垣は当時のものでこの上に矢来が建って
いて、旅人を規制していたんだね。その隣の碑は、
獄門畷の碑だよ。
桶狭間で今川義元が倒れた後も、今川の領民は堀川城に立てこもって
戦ったんだけど、敗れて捕虜になった700人がこの裏の土手で首を
取られて、晒されたんだ。それでこの辺りを獄門畷って呼んだんだ。
9時23分


国道362号線はここで左にカーブして行くけど、姫街道は細い方
の道を真っ直ぐ進んでゆきます。駅入口から400m行ったところだよ。
9時25分


旧道を少し進むと右の山の上に全得寺が見えてきました。
その先には隣接する諏訪神社の石段があったので登るよ。
9時30分


急な石段を登ると眺めのいい
諏訪神社の境内だよ。いつも元気ない
ボクが真っ先に階段の向かったものだから、みんなついてきました。
境内に行ったら地元のおじちゃんたちが働いていました。
9時35分

 
 
パパが、おじちゃんに
堀川城のあった場所を聞いたら、教えてくれたよ。
写真にカーソルを合わせると、出てくるよ。パパは山城だと思っていたら
周りを川から引いた水に囲まれたお城だったんだ。このお城に
永禄十二年(1569)三月二十七日1600人の男女が立てこもり、3000人の
徳川軍と戦ったのだけど、全滅しちゃったんだ。そのほかの領民七百人も
九月九日に捕まって打ち首にされたんだ。悲しい歴史のある城だね。
今ののどかな風景からは、信じられないね。
9時40分

 
小深田橋の右手前に呉石田園公園があって、二宮尊徳翁の坐像と
藺草栽培の案内板があったよ。藺草については、前頁の藺草神社を
見てね。公園の先右手には大きなアマノ細江事業所のビルがあって
その先で車道は左にカーブしますが姫街道は真っ直ぐ登り坂です。
9時50分

 
登り坂手前には金地院道の石碑が有ったよ。坂の途中、右の南無阿弥陀仏の
石碑のところを右に入ると金地院はあります。
9時58分

 
 
登ったと思ったら、急な下り。二宮神社を左に見ながら跡川集落へ。
10時03分


跡川集落の小さな川を渡ったら、そのまま真っ直ぐ進みます。
突き当たったら、姫街道の道標に従って右へ曲がりましょう。
10時09分

 

45m進んだら、左上へと向かう小径が姫街道だよ。気持ちのよい
農道のような小径をドンドン登って行きます。2回目の登り坂です。
10時11分

 

森に入ると山村修理の墓があったよ。家康は闇雲に堀川城で領民を
殺したのではなく、武田信玄に攻められ、この遠州に侵攻した時
この山村修理が村民と共に一揆を起こしたんだ、その結果が、あの
悲しい落城となるんだよ。落城のとき舟で逃げた修理は、ここで
燃える堀川城を見ながら切腹したんだって。舟で逃げたり、領民を
巻き込んで全滅させたりと悪い城主みたいだ。さっさと一人で切腹し
首を家康に献上すれば領民の命は助かったかもしれないね。
そばには、69番目の
山田の一里塚跡があります。
10時13分

 
 
 
眼下にまた小さな集落が見えてきました。なんとものどかな
風景だよ。でも向こうの
尉ヶ峰の上に見えるガードレールの道は
奥浜名オレンジロードといって、半僧坊大権現がある奥山から
三ケ日まで続くワインディングロード。今日もこの辺までバイクの
エクゾーストノートが響き渡ります。夜も走られたら辛いね。
10時18分


坂を下り集落に入ると、巨人伝説の池「ダイダラボッチの足跡」が出てきたよ。
上の尉ヶ峰に腰掛けて、弁当を食べたとき、ご飯の中に入っていた小石を
浜名湖に投げ捨てたら、礫島ができ、腰をかけた尉ヶ峰は少し低くなって
足を置いたこの場所は凹んで池になったという訳さ。
10時20分

 
 
3回目の急な登りにやってきました。長さは300m足らずだけど
角度は結構きついよ。今度は元気なママが先導でハアハアいい
ながら登りました。頂上には
清水みのるが詠んだ詩碑があるよ。

姫街道

尋ねようもない 幾歳月の流れの中で 

姫街道は 今も静かに息づいている


10時29分



ヤッホ~。見えた見えた浜名湖がやっと見えました。と言っても見えるのは
引佐細江という、浜名湖の北東の入り江みたいな小さな湖なんだ。
でも、みかん畑ばかり見ながら進んできた街道だったので、風景が
広がってとても気持ちのいい姫街道になりました。奥に見える赤い橋は
東名高速の橋だよ。右へ行った山の向こうに三ケ日サービスエリアがあるよ。
手前の長いビルは、西気賀小学校で、校庭が湖に面しているんだ。最高!
10時44分

 
浜名湖に見とれて真っ直ぐ行くとオレンジロードに行っちゃうので、赤い屋根の
ペンションみたいなお家の先を矢印の方向へ下ってください。そこには
小引佐の案内板があったので、みなさんにも御紹介しましょう。

 
  小引佐

  ここは小引佐と呼ばれ、姫街道の中でも引佐細江(浜名湖の入り江)
 の景勝の地として知られています。
  岩根に向かって西へ下る坂の降り口には賽の神と、坂の途中には
 お地蔵さんが祀られています。お地蔵様は、江戸時代の終わり頃、
 この付近で処刑された「キヨゾウ」という人の霊を弔ったものという言い
 伝えがあるそうです。ここから東へ450m程坂を下ると、東山田の辻
 には馬頭観音と道祖神が祀られています。
  これから引佐峠を越えて西に向かう旅人が、峠越えの無事を道祖神
 やお地蔵様に祈り、また引佐峠を越えてきた旅人が難路の無事を感
 謝して、ここで一息入れて景色を楽しんだことでしょう。
  南側の宝渚寺山には、マンサクの群落(細江町指定天然記念物)
 があります。春一番の二月から四月に開花し、山肌を黄色く彩ります。
 昔も今も小引佐の峠道を行く人々の目をなごませてくれます。
                           細江町教育委員会


みかん畑と林を抜けてドンドン下ります。
10時45分


眼下に岩根の集落が見えてきたよ。これから行く薬師堂も良く見えるよ。
坂を下りきったら、造成で道が少し広くなっているけど、迷わず真っ直ぐ
進んでください。きっと新しい家が建って風景も変わると思うけど真っ直ぐだよ。
10時55分

 

岩根の薬師堂で休憩しましょう。創建は分からないけど、本尊の
薬師如来の台座裏の銘文で天保六年(1835)に再建されたことが分かるんだよ。
隣の秋葉山常夜燈は、文化二年(1805)に建てられたんだ。
10時57分


中を覗くと金ぴかに光った薬師如来がありました。とっても綺麗な仏像なので
みんなも是非ご覧ください。薬師堂の先は、
小川を渡ってから左折してね。
11時02分


4度目の登りが始まったよ。でもこれが引佐峠への最後の登りなんだよ。
青いお家の先のカーブ途中にある左へ登る石畳が姫街道です。
11時06分


まずは240m続く急坂を登ります。急坂と言っても小夜の中山よりはるかに
楽な登りだから安心してね。途中に例の
お地蔵様があったので、お祈りします。
11時13分


姫街道が畑用の道路に合流する手前にあるのが、姫石だよ。
今は木が茂ってこの坂から浜名湖は良く見えないけど昔は
よく見えて、駕籠から降りて姫様も歩いて登ったということです。
そんなお姫様も休んだのが、この姫石だよ。ここに座ると良いこと
が起こると言われているので、みんなで仲良く座って休憩だよ。
でも、この時は想像しなかった事故がこの後2回も続くんだ。
後から考えれば、座らなかった方が良かったのかも。
11時14分~21分


姫石の上には案内板があるよ。その上で農道と合流し平らな道になります。
その先は、
Y字路三連続だよ。全てのY字路を右へ進めば正解です。
11時25分


どのY字路にも姫街道の道標がしっかりあるので、たぶん迷わないよ。
11時30分

 

やっと、景色が開けて浜名湖が見えました。正面手前の青い屋根は
さっきの西気賀小学校の体育館だよ。その向こうに本田技研浜松
細江工場の埋立地が広がっています。
11時31分


道はドンドン急になり、森をぬけると階段が待っています。もうすぐだよ。
11時41分


峠の下には、7号支線農道があって右へ行くと奥浜名オレンジロード、
真っ直ぐ行くのが姫街道だよ。
小さな東屋があって、ここで休憩かと
思ったら、もうすぐだから峠まで行こうとパパが言うので頑張ります。
11時42分


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