
| 第12日目 | 2009年11月2日 |
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小田急線と箱根登山バスを乗り継いで、前回ゴールの畑宿に着いたのは13時でした。 お腹がすいたので、あんの茶屋へ寄って腹ごしらえです。ボクと佐武はのりもちを、 ママは手作りおはぎお茶セットを頼みました。10年前には有ったけど、20年前には 無かったような気がするってパパが言ったら、お店のおじさんが16年前に出来たんだよって 教えてくれました。パパはいつもここへ来るときは天気が悪くて、この店はオアシスだって 言っています。今日も寒くて雨上がりで、暖かいお店の中に入るとほっとしたよ。 13時06分~13時30分 |
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茶屋を出て進むと車道はUターンするように曲がって行くけど、その正面に旧道の 入口があるよ。ここからいよいよ箱根八里の急坂が続きます。旧道へ入ってすぐの ところに畑宿の一里塚があるよ。日本橋から23番目のこの一里塚は、江戸時代の 原形を留めた珍しい一里塚なんだって。両側に昔のままの姿で残っています。 13時32分 |
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箱根峠越えは、距離30km、標高差800mの東海道で一番の難所だよ。 碓氷峠も標高差は800mだけど上り下りの距離は箱根のほうが長いんだ。 今、畑宿を出発したボクたちは、これから一番急な坂を登って甘酒茶屋を 目指すよ。坂が気になる人は印刷用画面をクリックするとPDFの高低図が 出てくるから、持って行ってください。 |
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箱根峠越えの大変なのは、この石畳です。今日も雨上がりで滑りやすく この坂を登るのに苦労したよ。普通のアスファルトのほうが滑らないし 歩きやすいと思うんだけど、町の人たちが昔の雰囲気を再現してくれたので 感謝しながら登ったよ。ボクも佐武も、転ばないように歩くのが上手になりました。 13時34分 |
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展望が開ける橿の木坂までは、旧国道沿いの歩道と階段の連続です。 上空には箱根新道が通っていて、交通量は多いけど、この旧道は少ないので 比較的安心して歩けました。昔パパが来たときはローリング族の遊び場と化し コーナーにはヘッドランプやバンパーなんかの残骸がたくさん落ちていたんだって。 13時50分 |
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橿の木坂に出ると、展望が開け小田原方面が良く見えるよ。歩道もしっかりしているし 傾斜もすこし緩くなったので楽しい気分になりました。この写真は佐武の作品、上手だね。 13時53分 |
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バス停のところから、再びコーナー三つ分を階段でショートカットしながら登ると、 見晴橋の分岐(写真上中)に出ます。ここでは真っ直ぐ登らないで、左の元箱根 方面へ曲がりましょう。すぐに見晴茶屋への階段(写真上右)が右側に現れます。 見晴茶屋は車道沿いにあり、街道を行く人はこの長い階段を登らなければならないんだ。 階段を見たらくじけてしまい、先へ進むことにしました。緩やかな坂を進むとやがて 猿滑坂が出てきます。『新編相模国風土記稿』には「殊に危険、猿猴といえども、 たやすく登り得ず、よりて名とす。」って書いてあるんだって。そんな危険な坂も 今は階段が出来ているから、ボクたちでも安心して上れます。登りきると車道で 階段はまだまだ続くよ。 14時30分 |
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ここが猿滑坂の上だよ。ここまで登れば、あとは甘酒茶屋まで、緩い坂になるから 楽になるよ。後ろの階段を登ってきたんだけど、5分くらいは本気で登らないと着かないよ。 14時36分 |
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旧国道の歩道へ降りて3分行くと、右側に追込坂の標識が出てきます。ここを入って 緩やかな坂を行くと6分ほどで甘酒茶屋に到着するよ。写真は町立旧街道資料館で トイレも完備しているけど、日暮れまで時間が残されていないボクたちは茶屋へ急ぎました。 14時46分 |
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やっと着きました、甘酒茶屋です。資料館は寄らなくても、ボクたちには休憩が大事なんだ。 ここでは味噌田楽を頼んで、お茶を飲みながらいただきました。とっても美味しかったよ。 もちろんお土産も箱根細工のキーホルダーを買ってもらったよ。江戸時代もこの付近に 茶屋があって、小田原城へ下る大名たちで賑わったんだよ。今日も車で来た人で満員でした。 14時47分~15時02分 |
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茶屋を出ると440mで旧国道を横断して、最後の登りになります。この登りは、今までの 登り坂と比べると、たいしたことは無いのですが、疲れてきたのか結構辛い上り坂です。 頂上手前には天ヶ石坂があり、この辺りが日本橋からちょうど100km地点になるよ。 15時22分 |
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芦ノ湖畔へ下る道へは入らないで、そのまま歩道の無い車道を360m進むと、国道1号線に 突き当たります。右側には湖の対岸に見える箱根神社の大きな鳥居がありました。 15時50分 |
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国道の反対側は元箱根港の海賊船乗り場です。残念ながらもうすぐ日が暮れるので 諦めて前に進むしかありません。考えてみたらボクたち箱根に観光で来たことが無いんだ。 パパは観光地が嫌いなので、普通の家族みたいに観光やドライブなんてしないから 海賊船もロープウェイも乗ったことがないよ。今度は観光で箱根に連れてきてね。 15時50分 |
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鳥居を背に、元箱根港を右手に見て進もうとすると 左手に小さなお地蔵さんがあるのを発見しました。 このお地蔵さんは身替わり地蔵っていうんだけど 注意しないと気がつかないで通り過ぎてしまう場所 に有ります。佐武はこんな小さなお地蔵さんでも ちゃんと見つけてナンマイナンマイして行きます。 その先、杉並木の入口には一里塚跡があったよ。 こっちは目立つからみんな見落とさないね。 15時59分 |
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元箱根港から恩賜公園までの560mは、大きな杉が並んだ杉並木だよ。 明るいときに来れば綺麗な写真が撮れたのに、雨上がりの薄暗い夕方では まともな写真が撮れないってパパが嘆いていました。でもボクたちは木につかまって ご機嫌です。おなかも空いて来たので早く宿へ着いてご飯食べたいな。 16時02分 |
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| 杉並木を出て、国道を渡り、恩賜公園への道を入ってすぐ左へ曲がると 箱根の関所跡につきました。パパは昔来た時より関所らしくなって素晴らしいと ほめていたよ。この関所は元和五年(1619)に設置され、全国に作られた53ヶ所の 関所の中でも、東海道の新居、中山道の碓井、福島の関所と並んで規模も 大きく、重要な関所だったんだ。特に江戸からの出女の取り締まりは厳しかった というので、昔だったら、ママは通れなかったね。昭和58年に見つかった慶応元年の 大規模修理記録を元に発掘調査を行って、2007年に今の建物が完成したんだ。 だから前回パパが来た1998年には、この建物が無かったんだね。 もうすぐ閉館と言うのに、案内のおじさんがママの質問に丁寧に答えてくれたよ。 16時15分 |
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再び国道へ戻って500m進むと芦川旧道入口の交差点があります。そこを左に入った ペンション芦ノ湖グリーンハウスが今夜のボクたちの宿だよ。箱根の町については 明日、パパが早朝散歩で紹介するね。 16時28分 |
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