北品川商店街では、歩いては食べ歩いては食べ。

第2日目 2007年5月5日

平均気温22.2℃ 最高気温26.4℃ 最低気温19.0℃ 平均湿度56% 風速4.5m/s 降水量0.0mm 日照時間11.4時間
気象庁電子閲覧室より引用


2日目の東海道は品川、学校裏山のターザンロープから落下した平次の右手首骨折はまだ
直りませんが今日も黒い三角巾に痛々しい手をのせ、元気に歩きます。ビル街を抜け
東海道を感じる北品川商店街へと。


やはり
ゴールデンウィークは街道歩きに限ります。天気は温暖だし、なんと言っても
行楽地ではない街道には人影も少なく、思う存分家族で街道貸切状態を満喫できます。
先週に続いて今日は何処まで歩けるでしょうか、浅草線泉岳寺駅を出発です。
9時06分
パパが出発の時刻をデジカメに記録するため、ボクたちの記念写真を撮ったから
sabuもパパにカメラを向けて取ってみました。ちょっとぶれちゃったね。


泉岳寺駅はA1の出口から出ると東海道の左側にすぐ出られるよ。ここから品川駅までは
左側の線路に沿って歩きました。ここの線路はすご~く幅が広くて線路の向こうの家まで
300mもあるんだよ。グーグルマップで線路の本数を数えたら50本もありました。
歩道脇の道路には
東京ディズニーリゾート行きのかっこいいバスが止まっています。
ここは
品川バスターミナルで、いろいろな場所へ行くバスが次から次へと出入りしていました。
9時16分


郵便局の隣のビルのガラスに写ったボクたち一家だよ。sabuは首から提げた
PENTAX Optio W10がやけに重そうで少々お疲れ気味で出発です。


7kmポストにやってきたよ。その前には桐ダンスの相徳というお店がありました。
このお店の凄いのはSONY VAIOのCMに出てくることなんだ。お店の歴史は
結構新しくて明治13年、小田原からやってきたおじさんが始めたんだよ。
9時18分


とうとう
品川駅にやってきました。ここには京浜急行品川駅と、JR東日本品川駅(山手線、
東海道線、京浜東北線、横須賀線、成田エクスプレス)そしてJR東海の品川駅
(東海道新幹線)があるんだよ。駅前には品川プリンスホテル、ホテルパシフィック東京、
グランドプリンスホテル新高輪、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルなど
大きなホテルがたくさんあります。まだ朝なのでホテルには泊まらないで進み桝。
9時27分


変な写真で驚いたでしょう。これはプリンスホテルや京品ホテルに囲まれて
小さくなっているように見える駅前の
高山神社だよ。普通の写真だと神社が
小さいので周りの建物に埋もれてしまったので、パパが目立つように直しました。
こんな新しいビルの谷間に鎮守の森も少しあるかわいい神社が残っているなんて
とってもうれしくなりました。調べてみるとこの神社は500年前に建てられ、その場所は
この場所から二百数十段の石段を登った裏の山の上に有って、目の前の海を
行く船たちにとって良い目印になっていたと伝えられているんだよ。
9時32分


高山神社の隣にで~んとそびえる品川プリンスホテルイーストタワーの更に隣は
大きな空き地になっていて、驚いたことにその上にベランダに洗濯物を干している
普通の民家が見えました。なんでこんなホテルの真ん中に普通の家があるんだろう?
写真左の黄色い丸の中がその家です。交通標識は八ッ山橋が近いことを知らせます。
道路左側をフェンスに沿って線路沿いに行くと、
線路の高架下にお店が並んでいる
場所がありました。道路より一段低い場所にいろいろな食べ物屋さんや
飲み屋さんが所狭しと並んでいる様子はちょっと不思議な風景でした。
9時35分


ここが八ッ山橋の交差点だよ。国道15号線は真っ直ぐ川崎・大森方面へ向かい
五反田への道は国道の下をくぐって右方面へ進んでゆきます。左への道は
東品川への道で、途中までボクたちはそっちへ進んでゆきます。
この写真で左に見えるブロンズの橋の方だよ。
9時41分


このブロンズの欄干がある古い橋が旧東海道の八ッ山橋だよ。国道が渡っているのは
新八ッ山橋だから間違えないでね。橋を渡りきると京浜急行の踏切があるけど直前で
道路を横断し、いったん京浜急行の線路から離れるように進んで下さい。
ここでうっかり踏み切りを渡ってしまうと、新しい道を進んでしまうことになるので注意してね。
9時42分


旧東海道の案内板と北品川商店街入口の看板があるこの踏切が正解です。
踏み切りを渡るとレトロな感じの商店街と、写真右の八ッ山口の石柱が迎えてくれます。
9時47分


商店街に入って最初に現れた旧跡は
問答河岸跡だよ。説明板があるけどかなり古く
字もかすれてなんて書いてあるか良く分からなかったけど、なんとか解読してみたよ。

 
 問答河岸由来記

 寛永の昔 徳川三代家光将軍 勇壮活達の明君也 宗彭沢庵禅師に帰依して品川に
 萬松山東海寺を建つ寺域五萬坪寺領五百石 殿閣僧房相連つて輪奐美を極む 将軍
 枉駕年間十数度法を聴き政治を問う厚遇思う可し
 将軍一日天地丸 座乗し品海を渡り目黒河口に繋船して東海寺に詣し 喫茶法話 
 薄暮に至って江戸城に還らんとす禅師河畔に立って是れを送る
 将軍乗船に臨んで禅師に参聞して曰ク海近くして如何が是れ東海寺と禅師答而曰ク
 大軍を指揮して将軍と言が如しと将軍一笑纜を解いて而て還る時移りて三百年地勢亦
 変し河海遠し然れ共市人傅えて問答河岸と称す
 一世の英主 一代の名僧 諧謔談笑の蹟 菊鮨總本店主其煙滅を惜み石に銯して
 永亡芳を傅えんとす亦可しからすや
  昭和四十三年仲秋 
    衆議院議員 宇都宮徳馬書



どうやら、将軍が偉いお坊さんの話を聴くため東海寺というお寺に、天地丸という船で
通っていたんだ。ある日将軍は帰り際にお坊さんに「海のそばなのに何で東(遠)海寺って
言うんですか」ってなぞをかけお坊さんは「大軍を率いるのに何で将(小)軍なんじゃ」
と返したんだ。ボクは二人で
駄洒落いっているように聞こえたんだけど、
みんなはどう思いますか。北品川商店街の人教えてください。
続いて現れたのは
土蔵相模跡です。外壁が土蔵のようななまこ壁の旅館
相模屋があった場所だよ。幕末の頃、御殿山にイギリス公使館を作る幕府に反対した
高杉晋作らがここで密議し、公使館を焼き討ちにした歴史の舞台となった場所だって。
9時55分


右側に現れたなまこ壁風のお店は和菓子屋さんの
桝翁軒だよ。今日5月5日端午の節句は
パパの誕生日なんだ。だからお店に入って桜餅をいただきました。桜餅には2種類あって
関東風の長明寺と関西風の道明寺なんだよ。ここのお餅は皮の薄い
長明寺だと思います。
江戸の向島にあった長明寺の門番山本新六さんは、境内に落ちる桜の葉っぱを掃除する係り
だったんだけど、その量が多くて困っていたんだ。そこで葉っぱを塩漬けにしてお餅を包んで
売ったら人気が出たというのが桜餅の始まりなんだよ。柏餅はどうして始まったんだろう?
9時58分


シャッターに見立白波八景 品川沖の帰帆の
浮世絵を描いたのは鈴新蒲鉾店(写真左)です。
この浮世絵は豊原国周(本名荒川八十八)が描いたもので幕末の役者絵を得意とする
人気浮世絵師です。あまり綺麗な絵だったので原画が何処にあるのかパパは知りたがっていたよ。
居酒屋さんの
きらく亭(写真中)はお昼に海鮮三色丼などご飯も食べられます。
写真右は
台場横町です。ペリーが黒船で江戸に来たとき、迎え撃つため品川沖に五基の
台場を造りましたが、そのほか陸続きの御殿場山下台場(今の台場小学校)を作ったんだ。
その台場へ行く道がここから続いているんだよ。今は周りを全て埋め立てられちゃったから
台場といっても長崎の出島みたいに陸地の中にあるんだよ。
10時07分


桜餅の次はお煎餅です。せんべい処あきおかに入って東海道品川宿のせんべいを買いました。
これだけ入って525円とお買い得でした。
品海公園には街道の松が新しく植えられています。
その前にあるのが旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会のお店
お休み処だよ。
1997年11月13日にパパが歩いたときにもあったお店で、そのときは街道を意識した
街づくり気運が高まって歩く人が本当に休んでくつろぎお話のできる場所だったんだって
今は地元の子供相手の駄菓子屋さんみたいで、街道歩きの人にそっけない店でした。
10時12分


今は国道の反対側にある品川小学校は明治七年三月、ここ北品川歩行新宿法禅寺の堂宇に
校舎を借りて第二中学区第六番公立小学校
品川学校として開校したんだよ。近くの台場
小学校は昭和32年開校だから、それまでこの街道の子供たちはみんな品川小学校へ
行っていたんだね。この法禅寺の前から海に出る道は
溜屋横町と呼ばれていました。
その先にあったのが
cafe街猫で、街案内の紙も10円で買えます。おばちゃんも親切で
いろいろ品川宿の話を聞かせてくれました。お茶も飲めるので旅人はここで休みましょう。
10時24分


すぐ隣にある一心寺は東海道七福神の寿老人で商売の守り神なんだ。
できたのは新しく開国の気運が高まる幕末で開国から街道を守るため
作ったんだって、境内には黒船をやっつけそうな怖い顔をした
不動明王がいます。
向かいは虚空蔵養願寺へ通じる
虚空蔵横丁です。
10時27分


大きな道路を横断する手前左側に
品川宿の本陣跡があるよ。奥は聖蹟公園に
なっているから遊んでゆけるよ。もともと本陣は北品川と南品川の二軒あったんだけど
江戸中期にはこの北品川一軒になったんだって。明治天皇もお休みになられた
行在所にもなっていたんだ。東海道では初めての本陣跡、これからいくつ見られるでしょう。
10時32分

表紙のページへ 前のページへ 次のページへ このページの地図へ