仁科三湖で一番大きな青木湖ですが、湖面を望める場所は極わずか。
しかし残雪と、うまいおやきに出会え親父たちはかなり満足した様子。



国道のインターを降りて、青木湖へと進むと、最初に目に付くのがこの案内板です。
我々は、小径からひょっこりとこの案内板の前に出ました。正面の塚には頌徳碑なる
ものが建っています。その先はもう青木湖になります。


60mで、旧道への入口になります。ここで湖岸の道へは行かず左の旧道へ入ります。
湖岸には
青木湖姫鱒増殖センターがあり、湖面の向こうには遠く妙高山・火打山
残雪を乗せ輝いています。


塩の道の右側には昭和電工青木発電所があり、その敷地に大きな残雪
塊がありました。この季節で日当たりも良いこの場所に雪が残るとは、よほど寒い
地域なのでしょう。左を見上げると水力発電所の
導水管が2本延びています。


発電所の次は、仁科十五番堂崎観音堂です。仁科三十三番札所巡りは、西国三十三番
札所巡りや秩父坂東の札所へ行くには、困難と言う老人婦女のために発生したものです。
大町大黒町の若一王子神社の観音堂を一番として、十二番の借馬海岳院、そして十五番の
このお堂、最後三十三番は大町市南原の六角堂へと続きます。現存しない札所もあり
大町市は観光の目玉にしようと昭和50年頃、仁科三十三番詠歌を栗林家文書から発見し
ガイドブックも出版しました。塩の道に力を入れたほうが大勢の旅人を呼べそうですが。


この堂崎観音堂が札所の北端、冬は雪に埋もれるそうです。
中には二度盗難にあった
聖観音菩薩立像が納められています。

今此処に 新たに建てし 堂崎や 昔に返る 池の小波


お堂の脇の坂を登って降りると、湖岸から来た新しい道と合流し、展望の良い
場所へと進みます。
青木湖を眺望できる場所は、この前後のわずかな所のみです。
糸魚川静岡構造線による地溝帯の上にできた仁科三湖最大の青木湖は、
水深が58mと、長野県で一番深い湖です。流入する川がないのに水位が
保たれているということは、
豊富な湧水が湖底にあるということになります。
犬神家の一族では、この青木湖から足が突き出たシーンが撮影されました。
また、昭和50年元旦には、この付近から
スキーバスが湖に転落し24名が亡くなる
という痛ましい事故がありました。当時若かった我々も、どこかのスキー場で
このニュースを聞いた覚えがあります。


500mほどある断崖の道から湖畔近くに降りてきました。しかしこの辺り、湖畔までは
100mほどあり、そこは
5つのキャンプ場があり、塩の道から湖を望むのが難しくなります。


左側は青木湖スキー場となり、ロッジやホテルが並びます。中でも(写真左)
ホテルブルーレイクは通年営業で四季折々の青木湖を楽しむことができます。
左側にあるフレックス365裏には屋根から落ちた雪がかなり残っていました。


ブルーレイクの並びにあるのがおやき屋です。小腹になにか入れたくなった我々は
店の前で草むしりをするおばちゃんに声を掛けてみました。


おばちゃんは草むしりをやめて、我々のリクエストに答えてくれるとのこと、
早速、店に入っておやきを注文することになりました。


本当に手作りのおやきで、しかも1つ130円というからビックリ。結構大きくて
具沢山のこの一品、300円でも売れるんじゃないかとアドバイス。
早速、野沢菜と切り干し大根を注文しました。ここはひとつビールもと注文すると。


肴にと自家製のご馳走を、ワカサギの佃煮、菜の花のおひたし、
コゴミの和え物、蕗味噌と呑ん兵衛には最高のおつまみ、季節が良かったね。
おばちゃん、本当にありがとう。


本命の野沢菜のおやきは、このボリュームです。


左は切り干し大根、右がおやきの全景。こんなところでこんな美味しいおやきが
こんなに安く食べられるなんて、草むしりやめさせてとてもラッキーでした。
塩の道を旅する方は、是非この店のおやきを堪能して行ってください。