幸手は、らき☆すたの、泉こなたが住んでいる街。


街のいたるところに、「らき☆すた」の看板が溢れています。
おじいいちゃんたちには、何で漫画がそんなに有名なのか
分かりません。そんな訳でちょっと解説。らきすたは、英語で
Lucky Starと書くアニメで、ゲームやアニメが好きな高校生、
「泉こなた」が主人公です。他には柊つかさ、柊かがみの双子と
高良みゆきが主な登場人物。彼女達が通う高校、陵桜学園は
春日部共栄高校がモデル、柊姉妹の父は鷹宮にある鷹宮神社
の宮司で、柊姉妹の家もこの境内にあるという設定です。
数年前、アニメオタクの若者達が、この鷹宮神社の祭礼で
アニメ神輿を担いだのは、ニュースにもなりました。そして
幸手は泉こなたの家があるということで、街は盛り上がって
いるということなんです。

 

幸手駅から400mほどの「旅館あさよろず」を出発した我々は、宿の前の
旧日光街道を北上します。道標には日光街道(県道岩槻幸手線)と
あります。荒宿交差点を過ぎると、道は右へとカーブします。
その右側には
一里塚跡がありました。


100mほど進み、次の信号で左へと入ってください。真っ直ぐ行くと
国道4号線に出てしまいます。幸手の町にはこんな
お地蔵様
いたるところにいますが、お腹にハンドルが付いていたので回して
見ました。それで発電するらしく、お地蔵様が話し始めました。


一直線に700m行くと内国府間で、国道4号線に合流します。
古河15km、小山29km、宇都宮59kmという道路標識が痛いです。


国道を830m進めば中川を渡る、行幸橋ですが、我々は名所の権現堂堤
見たくて、寄り道です。寄り道したい方は北公民館を目指して右の小径へ
入って下さい。突き当りが権現堂公園で、その中に1000本桜の堤があります。
江戸時代に築かれた堤防には、大正時代から3000本の桜があって名所として
賑わっていましたが、戦時中に燃料として伐採され荒れ果ててしまいます。
しかし、昭和24年改めてソメイヨシノを植樹し今日の名所となりました。
明治9年の天皇東北巡幸の際に立ち寄られたことから、行幸堤とも呼ばれてます。


残念ながら6月9日では、桜は有りません。代わりにアジサイが桜の木の下に
広がっていました。しかし、アジサイも少し早かったようです。


堤の途中から土手へ出る道もあったので、行ってみました。途中右手には
土木学会選奨土木遺産「
権現堂川用水樋管群」があります。煉瓦造りの
樋管は明治38年のもので保存状態がよく平成22年に選奨されました。

街道で見つけた土木遺産は、中山道の木曽福島にあったコンクリート
ローゼ桁橋でした。そんな選奨遺産があることを忘れていました。

 
 
土手に出てみると目の前に中川が左から右へと流れ、正面には
権現堂調整池(行幸湖)からの水門が並んでいます。
中川が洪水で溢れそうになったとき、この水門を開けて調整池に水を
一時退避させ中川下流の洪水を防ぐものです。カスリーン台風
以来こうした治水対策が施されているようです。

 
 
この地図は、日光街道と河川だけを表してみました。カスリーン
台風時は、栗橋の上流の利根川堤防が決壊し、中川や大落古
利根川に沿って、濁流が東京下町まで達しました。つまり日光
街道は全て冠水したことになります。江戸時代の利根川は、
大落古利根川から中川へ入り、荒川と合流してしました。また
江戸川は渡良瀬川で、利根川は鬼怒川だったのですが、長年の
治水工事のより現在の流路となったわけです。


土手伝いに行くと、権現堂堤と合流し、国道4号線へ戻ります。すぐに
中川を
行幸橋で渡ると、正面右には前澤工業の大きな工場が見えますが
橋を渡りきったらすぐに左折し、またすぐ右折するのが旧日光街道です。

 
 
静かな集落外国府間を行くと、追分がありました。この追分は
日光街道と筑波道の分岐で、道しるべの石柱には安永四年(1775)
左日光道、右つくば道、東かわつま前ばやし
と刻まれています。かわつまは現在の茨城県五霞村字川妻で
前ばやしは茨城県総和町前林のことで、筑波へ行く道順が書かれ
ています。

 
 
追分を過ぎると、集落を抜け左側の展望が開けます。
青々とした田圃の向こうに
東武日光線の電車が行きます。

 
 
その先に現れた古風な店は、吉羽屋酒店、軒先には埼葛小売酒販組合員の
ホーロー引き看板をはじめ、良いたねアタリヤ・塩小売店・たばこ販売店など
マニアが喜びそうな看板が並びます。残念ながら金鳥蚊取の由美かおるや、
オロナミンCの大村昆はいませんでした。この店きっと江戸時代から営んで
いるのかもしれません。店先には人影が無かったので聞けませんでした。


酒屋の先で、またY字路が現れました。何となく右が旧道のようですが
正解は左で、
雷電宮の裏を右手に見て進みます。その先道は真っ直ぐ
進みますが、最初の
小さな十字路(写真右)を右折し国道へ向かいます。


国道の歩道を50m歩くと、道は国道の側道となり、下へ降りて行きます。
150m進むと、国道の小右エ門南交差点に出る道の下を
トンネルでくぐります。