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焔魔堂町なんて、もの凄い町の名前だけど、実はやっぱりあの地獄の
閻魔様に関係有るんだよ。この信号から京都へ111m行った右側に
五道山十王寺というお寺があります。五道とは、ボクたちが普段良いことや
悪いことをしたことによって、あの世に言ってから別れるランクみたいなもので
良いことばかりした人は、極楽へ行けるし、悪いことばかりの人は地獄へ
落ちるという、あの分かれ道なんだ。その途中で、ボクたちが良い人か
悪い人かを審査するのが十王で、その一人が閻魔さまだよ。
閻魔様に睨まれたら、地獄行きの切符を渡されちゃうと昔の人は
恐れ敬っていたんだ。中山道を通った昔の人も、ここを通る時は緊張
して歩いていたかも知れないね。ボクも少しビビリました。
日本橋から510km
4ページ前の横関川に住蓮坊のお話をしたけど、この焔魔堂町は、そのお母さんに
関係有る街なんだ。松虫鈴虫姉妹が、住蓮上人と安楽上人に仏教は全ての人に
平等なんだという法然上人の話を聞いてお坊さんになり、怒った後鳥羽上皇が安楽を
京都六条河原で、住連を馬淵で斬罪に処する事になるのだけど、そのことを知った
住連のお母さんは、もう一度住連に会いたくなって、京都から急いで馬淵へ向かったんだ。
でも、途中で住蓮が首を打たれたのを聞いて、がっかりしてこの焔魔堂の池に
身を投げて命を絶ったんだよ。街の人はその話が悲しくて、お母さんのお墓を
この街に造って、それから今日までず〜っと、そのお墓を守ってきたんだって。
15時37分
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ここから、いよいよ栗東市に入ります。近江八幡・野洲・守山と歩いてきたけど
栗東市の中山道は1550mしかありません。あっという間に草津市に入って
しまいます。実は栗東市は、もっと広くて南北に13kmほど有ります。
中山道は北の端を通っているけど、真ん中には東海道も通っているんだ。
その南にあるのが、JRA栗東トレーニングセンターで、栗東と言えばここと
言うくらい有名だね。今は2000頭のお馬さんと100人以上の調教師さんたちが
頑張っているんだ。ここからは、6kmほど離れているけど、パパの話を
聞いていたら、お馬さんのいななきが聞こえてくるようです。
15時48分 |
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栗東に入って目立つ場所は、この大宝神社です。境内は広く、街道沿いだけでも
150m、街道から一番奥までは250mあります。大宝年間(701〜704)にこの場所に
移されたとっても古い神社なんだよ。この神社で有名なのが木でできた狛犬で
国の重要文化財になっていて、残念ながらここには無くて京都国立博物館に
あるんだ。ちょっと痩せていて迫力のある狛犬なんだよ。狛犬って一言で
ボクたちは言うけど、頭に角が有るのが狛犬で、無いのは獅子なんだ。
昔インドから伝わったときは百獣の王ライオンが仏様の守護獣で、二頭とも
獅子だったのだけど、平安時代の初めから、一頭が角のある狛犬に変化したんだ。
京都へ行った狛犬は角があったけど、ここの石の狛犬は獅子でした。
この神社には、住蓮上人の首を馬淵で打ったときの刀が宝物として所蔵されて
いるんだ。元々は、住蓮上人のお母さんのお墓を守っている焔魔堂町の市村さんちに
伝わっていたものなんだけど、市村さんちに災難が続いたので神社に納めたんだよ。
境内の中山道沿いは大宝公園になっていて、その端に芭蕉の句碑があったよ。
へそむらのまだ麦青し春のくれ
元禄三年(1690)に、関東北陸方面から帰って来たときに、他の地方の麦は
もう色付き始めているのに、ここの麦はまだ青いけど、種まきが遅れたのか
寒かったのか、もう春が来るのにどうしたんだろうと心配したんだよ。
15時54分 |
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大宝公園の芭蕉の句碑のそばに、すごく
変わったブランコを発見しました。
佐武と平次は、不気味がって近づこうと
しません。確かにピエロさんの顔を
良く見ると不気味です。それから
大宝村大字綣元標という石柱があ
りました。これは、道路元標で、
各市町村に一つずつあるものですが、
ここのは里程標も兼ねている珍しい
タイプなんだよ。15時56分 |
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糸巻き機の心棒と言われる綣にやって来たよ。面白い地名だね。
この信号は大宝神社と大宝小学校の真ん中にあるから、良い目印になるよ。
日本橋から511.2km、京都へは28.8kmだよ。綣から200mで今日のゴールの
栗東駅西口です。今日は本当は野洲駅でゴールの予定だったんだけど、
天気予報が明日は雨と行っているので、天気の良い今日足を伸ばしました。
4kmほど、予定より長く歩いたけど、ボクたちは全然平気だよ。
16時03分 |
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栗東駅までは中山道から250mしかありません。これからJRに乗って
今回の宿がある近江八幡まで戻ります。今回は2泊とも近江八幡なので
毎日、電車で行ったり来たりでした。今日はパパの誕生日、これから
ホテルに帰って、ママが予約して置いたケーキが食べられるんだ。 |