初めての天井川をくぐれば、近江富士の麓に古墳群が広がる。

コンビニから国道8号を500m進めば、最後の旧道入口だよ。
ここで国道と別れたら、大津までもう国道歩きは無いから安心です。
入口は
高谷石材店で、石で作ったイルカの郵便受けが目立ちます。
上の地図では、中山道の中の字の場所だよ。この辺は小堤という街で
丁度お祭りらしく、家々には不思議な太鼓が有りました。

12時09分
家棟川は、天井川で川の下をトンネルでくぐります。パパの話では
滋賀県に多くあり、東海道を歩いてくると、いくつもの天井川をくぐるそうです。
右下の写真は、京都側から見たトンネルでいい感じですが、東京側から
見ると、工事中で良く見ると天井を通っている川が有りません。どうやら
別の場所に川を移したみたい。この大正6年に出来た
家棟隧道
きっと今度来るときには、無くなってしまうでしょう。

12時13分
子安地蔵堂は、甲山古墳の手前にあるよ。そのまま進むと右手に新幹線の
線路が近づいて来ます。新幹線と中山道が並ぶ当たりには、
養鶏場があり
地面の上に放し飼いにしてました。運動がたくさん出来て美味しい卵が
出来るんだそうです。左には広い駐車場が現れ、看板には
桜生史跡公園
と書いてありました。そのまま中山道を進むと
甲山古墳の巨大な斜面が
中山道に迫ってきて、新幹線の高架の間に中山道ははさまれたようです。

12時29分
国史跡の大岩山古墳群は、中山道を挟んで両側に広がってます。
その中で8基が国史跡に指定されているんだよ。その1基である
甲山古墳
6世紀前半の円墳で直径30m高さは10mあるよ。ここが入口の横穴式石室だよ。

12時30分
中は真っ暗で、恐る恐る進んでみると、急にライトがついてテープレコーダーの
解説が始まったから、ボクは本当にビックリして逃げ出してしまいました。
落ち着いた頃、もう一度入ってみたら、中は広く、長さ6.8m幅2.8m高さ3.3mの
大きな部屋になっていたんだ。これは玄室といって、中には大きな
家型石棺
有りました。この石棺は熊本県宇土半島の凝灰岩で造られているんだって。
宇土半島と言ったらボクのおじいちゃんの田舎だよ。そんな遠いところから
こんな大きな石を昔の人達はどうやって運んできたんだろう。
平次も面白そうだと言って玄室を覗いたら、あの音と光に驚いて駆け足で
下の中山道まで戻ってきました。本当に怖いんだから。みんなも入ってね。

12時42分
古墳の先は、銅鐸の里桜生なんだって、公民館の庭には鯉のぼりじゃなくて
武者幟がはためいていました。では、何で桜生が銅鐸の里かお話ししましょう。

銅鐸の話
そもそも銅鐸って何?楽器・飾り・お祭りの道具?残念ながらその用途は
未だに分かっていません。ここ桜生は古墳の街なんだけど、銅鐸は弥生時代に
生まれて、古墳時代には消えてしまったんだよ。つまり誰も伝承しなかったんだ。
古墳の副葬品に銅鐸はなく、全然別の場所から発見されているんだよ。
ここでも、明治時代に少年達が山の中で見つけたり、新幹線の工事のときに
パワーショベルで土を掘っているときに発見しているんだ。
ある日突然消えてしまった銅鐸は、古代史の謎なんだ。
ここで発見された銅鐸は、日本で一番大きな銅鐸で、134.7cmもあって
レプリカは、このそばの野洲市立銅鐸博物館に、本物は東京国立博物館
あります。じっくり眺めて、古代史の謎へ思いを運んでみてください。

12時47分
この立派な家は、本藍染を滋賀県では唯一行っている森さんちだよ。
藍染は奈良時代から始まったけど、この森さんちでは明治3年から
古くから伝わる延喜式という藍染法で今でも藍染を行っているんだ。
化学染料に押されながらも、本藍染を守り続け、京都桂離宮松琴亭の
ふすまや、昭和宮殿の連翠の間などに使用されているんだよ。
平成8年には国の選定保存技術保持者に選定され、「
ジャパンブルー」と
呼ばれる藍独特のあざやかな色は、国内外にたいへん定評があるんだって。
染色方法の説明や実演が見学できるけど予約が必要だよ。
是非、やってみたい人は
077−587−0735へ電話して予約してね。
12時53分
国道からドンドン離れて、街の中へと入ってゆきます。この当たりは小篠原
といって、立派な家並みが続いているよ。そして突然現れたのが
新幹線
大きなガードです。新幹線に乗っていて
近江富士が一番近くに見えた場所の
下を中山道が通っていると思ってね。ここからは見えないけど、新幹線からは
よく見えるよ。今日はここもお祭りらしく、どの家も立派な提灯があります。

13時07分
今日の最高気温は26.8℃。歩くにはちょっと暑くて、すぐ喉が渇くんだ。
新幹線のガード下は日陰になっていてとても涼しいから、ボクたちは
ここで小休止。でも狭い道で車も来るからちょっと危ないよ。
新幹線のガードをくぐると、道は
Y字路になって別れているよ。
ここでは信号を渡って、進入禁止の道路標識がある細い道を斜めに
進んでください。370m行って
野洲小学校が現れたら正解です。
野洲駅に行きたい人は、太い右の道を450m進んでください。
野洲小学校の前には中山道野洲と書いてある
新しい常夜灯があったよ。
小学校から西へ180m進むと
朝鮮人街道への分岐です。中山道を
この方角から来ると右へ戻るように小学校沿いの道があるよ。
その街道を歩きたい人は要チェックです。ここから鳥居本まで続くんだ。

13時16分
小学校から490mゆくと、唯心寺と蓮照寺に挟まれた、クランクっぽい
交差点に着きます。ちょっとどっちへ進んで良いのか悩むけど、
来た角度と同じ角度の右斜め前に向かっている道を選んでね。
この写真は、パパが振り返って撮っているもので、パパの方向へ進みます。

13時28分
この街で見つけた面白いもの二つだよ。みかん直売所は、何故かミカンだけを
売っている変なお店。バナナもリンゴも無くてミカンしか売っていないんだ。
もう一つは
100円均一の自動販売機。普通は150円する500mlのペットボトルも
全て100円なんだ。コーラからお茶まであって、ママは大喜びでたくさん買いました。

13時35分
東海道本線のガードをくぐれば200mで野洲川。その野洲川橋のたもとに
レストランStagioneが有りました。木曽川を渡る今渡の渡しにあった喫茶店を
思い出しました。ママとパパは大喜びで、やっとまともに休めると言ってます。

13時47分
レストランでは、タルト450円・ケーキパフェ550円・ペパ880円・ボンゴレ950円を
いただきました。ボクたちはデザートです。佐武だけは残念ながらバギーの
中でぐっすり眠ってしまいました。でも起きてたらゆっくり食べられなかったね。

14時36分
野洲川を渡れば、もうすぐ守山宿だよ。後ろには近江富士の三上山が
ボクたちに頑張れよって見送ってくれました。

14時41分
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