あっという間の河渡宿、もっと何かあるかと期待したのに

京都から来ると、長良川の手前で随分栄えたらしいけど、今ではあまり
面影がないよ。長良川と言えば鵜が有名で、浮世絵師英泉という人が書いた
河渡には鵜飼いがでてくるけど、鵜飼いの発祥の地は元々山県市高富の
鳥羽川付近だったんだって。そんな話を聞きながら寂しい街を進みます。

11時44分
左の場所は、昔一里塚があった場所なんだって。結局、河渡宿で発見できたのは
この二つの道標だけでした。脇本陣は無く、戸数の割に旅館が多く、殆どの家が
旅館か茶屋をやっていたんだよ。でも本陣跡も分かりませんでした。

11時49分
お腹がすいたから、正面に見えていた生津の信号の角のファミリーマートで
おにぎりでも買おうと信号まで行ったら、左の方に食堂や
喫茶店が見えたから
思わず暑くて涼しいクーラーの利いた店内で休みたくなって喫茶店に行きました。
名前は
ノームと言います。お店の中には競馬馬の写真なんかが飾ってあって
ここのおじちゃんは、きっと昔、調教師かなんかじゃなかったのかなぁって
ママが言いました。ボクは焼きそば、ママ・パパは牛丼、平次はカレーで
お腹が一杯になりました。涼しいお店でゆっくり休めて本当に良かったです。

12時14分〜12時49分
一里塚跡だと思い、カメラを構えて近寄っていったパパはがっかりして
帰ってきました。そこは
馬場石地蔵道祖神なんだって。まるで一里塚のように
こんもりと盛った土の山の上に、木が植えてあるんだ。でもボクは案外本物の
一里塚だったんじゃないかって思っているんだ。右の河は
糸貫川だよ。
樽見鉄道の織部付近で根尾川から分流してこの先は長良川に合流して
いるんだって。ボクたちの街には二ヶ領用水っていって多摩川から江戸時代に
引いた用水があるけど、それに似ているような気がしました。

看板によるともう河渡と美江寺の真ん中に来たらしいね。
13時24分
瑞穂市教育委員会が建てた中山道町並の道標を過ぎると、こんな風景になるよ。
前から言おうと思っていたんだけど、こういう道標は教育委員会の仕事なんだね。
教育委員会っていったらボクたちの学校の仕事をするところだと思っていたんだけど
中山道を歩いてみて、こんな仕事もあるんだなぁって感心しました。
河渡は岐阜市だったけど、喫茶店を過ぎた辺りから瑞穂市に入っていたんだね。
その市によって道標が違うのは教育委員会が違うからなんだよ。
そしてその教育委員会のヤル気の違いで道標や看板の数が随分違うって
感じました。ボクたちみたいな、ず〜っと歩いてくる人は少なく、教育委員会も
その土地の子供たちに、自分たちの町のことを教えたくて看板を作っていると
思うんだけど、たまにはボクたちみたいにいろいろな町を見てくる人もいるんだから
他の町に負けないくらい気合いの入った看板を作って欲しいと思いました。

13時28分
でも、この辺は昔っぽい町並みが残っていてパパは喜んで撮してました。
高札場跡が有ったところに本田代官所跡が有ったので紹介します。
 
  本田代官所跡

 江戸時代の一時期、このあたりに幕府直轄の代官所があったが詳細は定かでない。 
 しかし、古文書等から推測すると、寛文十0年(1670)野田三郎左衛門が初代代官に
 任じられ、この地に陣屋を設けたと思われる。本田代官は後に川崎平衛門定孝
 (十一年間在住)という名代官を迎えるなど、この地の人々に大きくかかわった。
 明和七年(1770)大垣藩に預けられるまで続いた。今も「代官跡」「御屋敷跡」「牢屋
 敷跡」という地所が残っている。
                                 瑞穂市教育委員会


13時31分
糸貫川から、本田松原の信号を抜けて834m行くと今度は五六川を渡ります。
この交差点には立派な大木があったよ。橋を渡ると同じ瑞穂市だけど本田(ほんでん)
から美江寺に入ります。大きな看板には「
シートベルト着用日本一をめざす瑞穂市
って書いてあります。シートベルト着用に日本一が有るなんて変だなぁって
ボクは思いました。キャベツが採れる日本一とか食器を作っている日本一というのは
分かるけど、何でシートベルトなんだろう。だってシートベルトってするのが当たり前
何じゃない?ボクのパパは絶対いつもシートベルトをみんなに付けさせているよ。
こんな標語が大きな看板になっていることは、きっとこの街の人は誰も
シートベルトをしてないんじゃないってパパは笑っていました。

13時38分
五六川からは、樽見鉄道の踏切まで730mこんな田圃の中の道を進みます。
13時45分
でも南側には、こんな大きな温室が並んでいるよ。さぼてん村って書いてあるけど
手前の温室や、この先の温室も中を覗いてビックリしました。どの温室のなかにも
大きいのやら小さいのやらたくさんのサボテンが並んでいました。こんなたくさんの
サボテンを見たのは初めてだったから感激しました。こんなに作ってきっと
全国に出荷しているんだね。また種類もいっぱいあってとても面白いよ。
みんなもここを通ったら是非温室の中を覗いてみるといいよ。

13時45分
樽見鉄道の踏切だよ。右150m行くと美江寺駅があるから、中山道の旅人には
良い中継地点だと思います。この踏切を渡ったところが、もう美江寺宿の東口だよ。
六十九次の内、とうとう五十六番目の宿場までやってきたよ。石でできた道標には
右岐阜加納ニ至ル、左北方谷汲ニ至ルって書いてありました。
13時54分
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