街の真ん中に水舟がで〜ん

日本橋から300km
天気が良ければ、そんなに気にならない道も雨が降っていると傘を
持っているだけで辛くなります。そんな道を上松からパンクしたバギーを
押しながら12kmも歩いてきました。やっと次の宿場の須原に着いたよ。
でも、今日のゴールは大桑駅なんだ。あと5kmほど頑張らなくっちゃ。
国道から
須原駅への大きな看板が出てきますが、これは無視して50m進んでね。
そうすると右の写真のような
石垣の小さな坂道が現れます。これが中山道だよ。
13時51分
細い道を登ってゆくと黒い塀があって、よその家に入って行くような感じ
だけど大丈夫だよ。黒い塀の家はとても立派で、偉い人が住んでいるみたいだよ。
最後は、小さな階段を上ると駅からの舗装路に出ます。青い傘と赤いジャケット
なかなかこの黒塀にマッチして良い写真が撮れたってパパが喜びました。

13時56分
須原の宿場に入ったよ。ここにもあった立派な家は、旧脇本陣の西尾さんちだよ。
西尾さんは、木曽さんちの家来で、色々な戦争で活躍して、この宿を任されたんだって。
久しぶりに水場があったんだ、でもここの水場は変な形をしていました。
この水場は、
水舟といって大きな木をくり貫いて出来ているんだよ。
奈良井宿の水場とは全然違う形だね。竹の筒から冷たい水が出ていて
コップも置いてあったから飲んでみたら、とても美味しかったよ。
今日はちょっと寒くて、あまり飲まなかったけど、暑い日にいっぱい歩いた
時はきっとすごく美味しいだろうなぁ。水舟の中には梅が咲いていたよ。

14時01分
ボクがお水を飲んでいる間、パパは反対側の西尾さんちを覗いていました。
こっちは
西尾酒造といって「木曽のかけはし」というお酒を造っているんだよ。
前は、よくお爺ちゃんにお酒を買っていったんだけど、お爺ちゃんも最近は
おばあちゃんにお酒を止められているので残念です。ちょっと行くと
小学校の門が有ったので、のぞきに行ったら、工事中で何もなかったよ。
土俵と古い木が2本寂しく立っていました。パパに聞いたら、
須原小学校
平成15年3月で無くなっちゃったんだって。130年も続いたのに悲しいね。
宿場を進んで行くと、もう一つ大きな水舟があったよ。もちろん家には水道が
あるし、ボクたちのような中山道を歩く人以外は、めったに観光で来る人も
いないと思うんだけど、綺麗にしてあるので驚いたよ。
郵便局も街並みに
合わせたデザインになっていて、この町の人たちはこの町が好きなんだなぁと
思いました。ボクも学校で自分の町の事を勉強しているけど、自分の町の
ことを調べて、色々なことが分かると自分の町が好きになるから、
ここの人たちも昔からの自分たちの町を良く知っているんだろうな。

14時09分
左側に立派な家の「須原柏屋」が出てきたら注意してね。
この先のガードレールの橋を渡ったら、右の写真のところから、
右へ降りてください。ここは枡形で、この先が鍵屋の坂になるんだよ。
ここが、鍵屋の坂です。真ん中に水路があって両側が道になっている
江戸時代の元風景を残した、他では見れない景色なんだって。
たった50mくらいの坂だけど、面白い道です。突き当たったら今度は
直角に左折だよ。この坂の途中にも面白い水場を発見。水場のページで見てね。

14時12分
鍵屋の坂を下って左に曲がったところです。竹藪の道を下って、しばらく行くと
枡形を真っ直ぐ行った道と合流します。京都から来た人何も目印や看板が
無いところだから気を付けて曲がってね。強いて言えば、赤い消火栓と
カーブミラーに挟まれた道が鍵屋の坂への入口です。

14時18分
須原の宿も終わりだなぁと思っていたら、綺麗ながありました。
普通の家の蔵だけどすごく立派で驚きました。蔵の向かいには
大桑村
リサイクルステーション
なんて木の建物があったのも驚きました。
資源ゴミをこんな立派な家の中に置いておくなんて、ボクの町では
歩道に山積みにしてあるのに、この街の人はやっぱり自分の町が好きなんだ。
そこからちょっとで、道は
Y字路になるよ。右が下り、左が登り、正解は
左です。ここからは
長坂といって踏切に向かってどんどん登ります。
14時20分
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