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中央自動車道を走っていると、この時期甲府盆地はピンクに染まります。 しかしその桃の木も近くで見ると1本1本が離れて栽培されていて畑の広さの 割には本数が少ないように感じました。勝沼から坂を下っている途中はブドウ畑 オンリーだったのですが、桃の花が多くなってきたこの辺りは、すっかり 平地になっていました。斜面では栽培しにくいのかもしれません。 |
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白百合醸造の先から、街道は甲州市から山梨市に入ります。甲州街道で山梨市を 通過する距離は3.2kmと非常に短く、市の南端を日川に沿って歩きます。28km北には 埼玉県、長野県、山梨県の三国にまたがる甲武信ヶ岳がそびえ、その下には 有名な西沢渓谷が流れこの先の笛吹川へとそそぎます。 この辺りは日川の土手が近いので登ってみましょう。振り返ると、さっき越えてきた 笹子峠が、たった9km先なのですが、もう霞んで見えます。 街道を旅していて、人の足の力強さを感じる瞬間です。 |
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白百合醸造から640m、上栗原の交差点です。右に行けば山梨市駅、左は一宮へと 続きます。更に600m進むと右側に大宮五所大神参道の大きな石碑が現れました。 ここで甲州道中はクランクになるので注意しましょう。国道から見て、この石碑の 裏側の小径が甲州街道です。ここでは右折し大宮五所大神の松を見に行きます。 |
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大宮五所大神には明和・安政年間の江戸絵師による浮世絵風芝居の絵馬が奉納されて おり全国でも貴重な民俗遺品として山梨市の民俗文化財に指定されています。 しかし、絵馬は数点あり、どの絵馬がそれなのかよく分かりませんでした。 また、境内には市指定の天然記念物であるクロマツがあります。根回り3.25m 目通り2.83m、樹高12m、枝張り東4.5m、西3m、南5.2m、北3.7mという立派な松で 老松と呼ばれ社殿を覆い隠すほどの勢いがあります。樹齢が紹介されていないのが残念。 神社の門も立派で、中には右大臣と左大臣が鎮座していました。 かなりの年代もので、この紹介も欲しかったところです。 |
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| ここ下栗原では甲州街道は大きな枡形になっています。神社を出たら、参道の碑の裏の小径を 直進し、源屋園というぶどう園に突き当たるように進みます。そこで道は直角に左折し 火の見やぐらの下で国道を横切りましょう。そのまま進むと日川の土手に突き当たるので 今度は土手に沿って右折です。新日川橋に出たら、右折して国道下栗原の交差点へ 戻ります。ここで再び国道を左に進みましょう。旧道は新日川橋から真っ直ぐ進んで いたようですが、現在その道は消滅してしまったようで、真っ直ぐ進むと街道とは 離れていってしまいますので注意してください。 |
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下栗原から840m、10分で日川高校入口です。日川高校はラグビーの名門校で 天理高校の59回、大分舞鶴高校の45回に次、花園へ36回出場しています。 ここ2〜3年は1回戦2回戦と低迷しているようですが、昨年の 第86回 全国高等学校ラグビーフットボール大会では、主将の中山 貴仁選手が 選手宣誓を行いました。また、ウエイトリフティング部はインターハイ準優勝と スポーツの盛んな高校です。その正門前には3軒もの和菓子屋が軒を 連ねていたのが、バンカラな校風に似合わず、好印象でした。 4分進んだ次の交差点一町田中で街道は左折します。ハジカノデンカという 小さな電気屋さんが目印です。このまま進んでも目的の日川橋ですが ここは旧街道にこだわりましょう。 |
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比較的広い通りに、民家が点在し 空き地も多いと言うのがこの辺りの 街道の様子ですが、一町田中交差点を 左折すると風景が変わります。 長く続く土塀に清らかな水が流れる 用水路、まるで中山道を歩いているような 錯覚に陥りました。甲州道中では 初めての風景です。 なんでもないこんな場所にこんな素敵な 道を発見できるところが街道歩きの 楽しみの一つと言えるのでは。 |
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鶴瀬宿で右岸に渡って、ともに進んできた日川もここで左岸に渡りお別れです。 ここは日川橋、旧道はこの写真の辺りから対岸に渡っていましたが、今は日川橋へ 迂回します。正面に見えてきたのは石和温泉駅のすぐ北にある大蔵経寺山です。 麓には青梅街道が走り、この先の酒折で合流します。 |
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日川橋を渡ると国道411号は緩やかに右カーブを描いて石和に向かいますが 旧甲州街道は、橋を渡ったら30mの場所、笛吹市の看板下を右折し小径に入ります。 |
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旧道に入るとすぐ右側に小さな白山神社があり、桜が彩りを添えていました。 道は静かな田中の集落を抜けてゆきます。右側の日川よりには桃畑が続き、 民家は左側に立派な松を従えて建っています。 |
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やがて日川の土手に突き当たり、そのまま並行して100m進みます。 ここでは土手の上に上って歩くのもよいでしょう。そのまま土手を 進んでもホテルエンゼルで合流できますが、旧甲州街道はカーブミラーの ところで土手を降り下の道を桃畑のほうへ進んでゆきます。 |
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桃畑には3人のご夫人が働いていました。話を聞くと花粉付けと選定を行って いるとのこと、落とした花目は枝につるしたこうもり傘で受け取ると言う仕組み 3人でワイワイおしゃべりしながら楽しそうに作業をしていました。旧道ではなかなか 人と出会うことがありませんが、こうしておばちゃんたちの話が聞けるのも楽しみの一つです。 |
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やがて街道は、日川と笛吹川の合流点で土手に出ます。その左側には ホテルエンゼルがありますが、どうやら営業していない様子。 ここから国道に合流するまでの300mは、広い道を遠くの景色を見ながら のんびりと進むことができます。お弁当を持ってきた方は、ここが絶好のポイント。 土手にシートを広げ、広大な景色を眺めながらの昼食は最高でしょう。 |
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