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峠の紅葉には1週間遅くなってしまいましたが、里は紅葉真っ盛り。
いよいよ甲州街道最大の難所、笹子峠越えの日がやって来ました。
標高差400m、距離9kmのハイキングです。
神田から東京タワーに登って大井町へ降りる距離になります。

大阪では、中之島から通天閣へ登って住吉大社へ降りるイメージかな。
めざせ登山隊の我々にはちょっとしたハイキングですが、やはり街道と
なると、いつも平坦な舗装路ばかりなので、緊張します。

笹子駅の迷い猫駅から街道へ
Uターンするように街道を進む紅葉も、もうすぐ終わる

JR中央本線の笹子駅を降り立ったのは朝8時半。快晴ですが気温は低く、霜が降りる程です。
列車を降りた人は10人ほどで、街道ウォーカーがいるかなと思いましたが、皆、近くの滝子山
などへのハイカーでした。そんなハイカー達が騒いでいたので、覗いてみると子猫が2匹
この寒さの中、お腹が空いたのでしょう、可哀相にハイカーを追いかけ餌をねだっています。
もし、ここが終点でこれから車で帰るとなったら連れて帰ったでしょう。そんな気持ちを
引きずりながら、紅葉真っ盛りの街道へ、元気に飛び出しました。
我々は国道沿いに中央本線のガードをくぐりましたが、この右に140m程短い旧道が
存在しました。ガードの右手の人用にトンネルをくぐって進みましょう。


国道の右手に笹子川を渡る小さな橋が見えてきました。この場所は日本橋から107km。
街道は真っ直ぐ国道を進みます。


古い煙草小賣所の看板がある
奈良屋の前が黒野田のバス停、笹子駅から550m来ました。
やがて
黒野田橋で笹子川を渡ると、右側に普明禅院が見えてきます。

この奈良屋さんには「廃業しました」の張り紙がありました。by伊吹さん 2011年6月4日


この寺の門前には、
一里塚跡の碑がふたつ。中に入って見ると、立派な芭蕉句碑が。
「行くたびに いどころ変わる かたつむり」とありますが、古い資料では

行けはこそ 居所かはる 蝸牛

となっています。この歌碑は何処へ行ったのでしょうか。


道の駅甲斐大和まで5kmとありますが、これは国道の笹子トンネルをくぐっての話、
街道ウォーカーは、これから峠を越え10km先になりますので注意してください。
再び笹子川を渡ると、右側に
笹子鉱泉があります。鉱泉と言っても普通の民家の
ような佇まい、マニアックな温泉通には人気があるようです。申し込みはなんと
道路反対側の
食堂しらかばでするそうです。

峠を前に、
追分けの集落には、いくつかの食堂が現れました。
定食屋
はらだ、手打ち蕎麦やまびこ、最後に大きな駐車場を持つファミリーマート
このコンビニが峠への最終になりますので、おにぎりなど購入してください。

2007年9月16日に青木さんよりいただいた情報によりますと、
このファミリーマートは閉店したそうです。峠を越える方は事前に食料を準備してください。
また、新しい店舗が開店しましたら、皆様の情報をお待ちしております。


2008年10月18日、ペンション風路さんより新しい情報です
この店はヤマザキデイリストアとなって再び開業したそうです。

2010年5月7日、イトウさんの情報では、このデイリィストアも閉店しました。
峠越えの方は、食料持参でお願いします。

2011年6月4日、伊吹さん情報でも現在閉店中


ファミリーマートの駐車場から国道を横断し左側に行きましょう。
ここが
笹子峠への入口です。いろいろな看板が立っています。
県道212号、日影笹子線。バス停新中橋。←笹子峠SasagotogePass。この先400m笹子トンネル。
迷わず、ここで国道を離れ左の道へ進んでゆきましょう。


入口にはまた、矢立の杉への案内板があります。
4kmも登るのかと思うと気合いが入ります。旧道にはいると
国道と平行に橋を渡り、最後の集落へ向かいます。


橋を渡り終えると、道は直角に左に折れ写真の直線に入ります。
遠くの右手に青い建物が見えてきました。そこが峠道の入口です。
県道沿いに登っても峠に行かれますが、それは車道で旧甲州街道では
ありません。これから何度も県道から旧道へ入りますので注意してください。
まず最初がここ、右の写真の
角を右に入ります。


右にはいるところで、振り返ると、ちゃんと
甲州街道の案内板があるではないですか。
これでは峠から下ってきた人にしか分かりません。もう一工夫欲しいものです。
そこには
簡易灰皿の入れ物があり、旅人へサービスしていましたが、残念ながら
煙草の空き箱が入っているだけでした。山道で吸い殻を捨てられ山火事に
なったことでもあるのでしょうか、灰皿のサービスは初めて見ました。
人家が切れるといよいよ山道です。やがて大きな
コンクリートで出来た砂防ダム
現れます。迂回するように登って行くと今度は
廃車。道が急になると、
もう県道はすぐそこ、林の中から
明るい県道へ飛び出しました。


県道は未舗装で林道といった雰囲気です。所々にこのタイプの
案内板がありますので迷わず進めます。ここで道は新田沢を渡り、大きく曲がります。